SKiCCO REPORT

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テン年代は、アイドルが定着し特別でなくなった時代

テン年代もとうとうあとひと月。一ヶ月後は2020年である。まさか俺が生きてるとは思わなかった。


テン年代総括は少し前にも軽くやっているので↓こちらもご覧頂きたい。



テン年代は、アイドルがファンをお金でランク付けし公表する時代になった - SKiCCO REPORT
http://skicco.hateblo.jp/entry/2019/10/01/000000


そしていよいよ12月。あらためて。


テン年代は、アイドルが特別でなくなった時代だ。
おニャン子クラブが世に出てきた時、素人がナントカカントカとさんざん批判されてたが、今やそのレベルではない。比喩ではなく、文字通り、名乗ればその日からアイドルになれる。ファンが付くかどうかはまた別問題であるが・・・と思ったが、名乗ると誰かしらどっかから“ファン”が湧いて出てくるのもまた当世である。本当に不思議だ。
こんなことはゼロ年代にはなかった。どこもアイドルは程度の差はあれプロダクトとして考慮されていた。
’90年代冬の時代は、アイドルを演る方も観る方もこだわりが強かったので、名乗っただけでは相手にされなかっただろう(それ以前にアイドルを名乗ることがネガティヴな時代であったし)。


また、テン年代は、アイドル文化が完全に世に定着した時代だとも言える。
「MIX」「推し」、人気投票を言い換えた「総選挙」、握手会の仕組み(「剥がし」など)、そうした、今までだったらアイドルに興味を持ってる人しか知らなかったことが、地上波テレビでも普通に言葉が流通し、アイドルに関わりがなくてもそういう言葉などだけが広まっていった。そういうテン年代だ。
NHKでドラマ「あまちゃん」などアイドルドラマが複数作られたのも、テン年代の象徴だと思える。


実は、こういう言い方はあまり好きではないのだが、アイドルは完全に文化として認知され定着した。
とはいえ、その文化をぶち壊すような事件も数々発生している。ネットを見ているだけでもアイドルの嫌な話は毎日のように目に入ってくる。今のアイドル隆盛は、ガラスのように脆いのではと考えることもある。
“アイドル冬の時代”世代としては、またアイドルが(アイドルであることが)白眼視されるような時代が来ないことを祈るばかりだ。


'20年代は、アイドルがアイドルになって良かったと心の底から言えるような、アイドルが笑顔でいられるような時代になってほしい。