少し前に、無料イヴェントの重要性について書きました。最近では無料イヴェントが増えてきてそれ自体は喜ばしいことです。しかし、中には首を傾げたくなるようなイヴェントも無くはないです。
私は随時イヴェレポを書いてますが、観てきたイヴェント全て書いているわけではないです。観てきたのに書かない理由としては、すでに各種メディアで報じられていて自分自身の特別な所見もない場合、自分は楽しめたけど見る人を選ぶと感じた場合、隠したい場合(笑)、などです。
そして、あまりに非道いイヴェントだったときも、書くことをためらいます。無料イヴェントで「か〜ね〜か〜え〜せ〜(金返せ)」と叫ぶプレイが昔からありますが*1、中には交通費返せと言いたくなる無料イヴェントもあります*2。
無料イヴェントというのは、いわば“おためし”です。そのアイドルの魅力を知ってもらって、新たなファンを獲得するというのが主目的の一つであると考えられます。だから、できるだけ敷居は低く、内容は初めて観る人にも優しくあるべきだと思います。
しかし、そうは思えない場面に出会うこともしばしばです。
例えば告知です。急な告知だと広まるのに充分な期間を得られないということもあります。フラッシュマーケティング的な要素が狙えるのは、ある程度人気や知名度がある場合だけで、そうでない場合は、出せる情報は早めに出すべきです。
そしてこのような情報は、検索されやすくリンクされやすい場所にて行われるのが望ましいです。イヴェント概要が決定したらブログや静的ページにて告知を行い、直前になったらツイッターでその記事へリンクを貼る形で呼びかけると効果的でしょう。
イヴェントの内容も考慮する必要があります。
無料イヴェントだというのに言ってみたら、常連らしき客とスタッフが談笑してて、今何が行われているのかよくわからない、という光景は、しばしば目にします。あんまりしばしばあって欲しくないんですが。
また、出演者と客が慣れ合ってたり、常連にしかわからない約束事でイヴェントが進行するということもあります。疎外感で帰りたくなります。
時間と交通費をかけて行ってみたら、出番が10分くらいとかってのもあります。なんだかわからないうちに終わってしまいます。
無銭のくせにごちゃごちゃうるせえ黙れ貧乏人と思うかも知れませんが、無料イヴェントは敷居が低いだけに、様々な期待値の人が来ます。それだけに、がっかりさせて帰すよりは、今度は金払ってでも観ようと思わせるほうが、無料でやる意義があるのではないでしょうか。
無料イヴェントはいわば運営側がリスクを負ってやるイヴェントです。やっただけでは損するだけです。だからこそ、目的をもってやらないと、結局いつもの客しか来ないという、何のためにやってるのかわからなくなるのではないでしょうか。
一時期、アイドルの無料イヴェントのが激減した時期がありました。
無料でやってもいつもと同じ客しか来ないから有料にしている、という考え方だったと記憶しています。
しかし、熱心な客を増やそうと思ったら、その予備軍にアピールしなければ、ずっと客は増えないままです。ほっておいても減るだけです。これはどんな商売でも全てそうです。
どうせ無料イヴェントやるなら、次に繋がるような形であってほしいなあと思います。