劇団M.M.Cのお知らせにこういうのが。
http://www.g-mmc.com/news/20080502.htm
来る5月18日(日)、墨田区深川の複合施設「深川ギャザリア」内のセンタープラザで、M,M,Cのミュージカルナンバーをはじめ、歌やダンス、アカペラを披露。それに加え、研究生を中心に構成された10人組アイドルユニット『Piace』が、お披露目のパフォーマンスをする予定です。お楽しみに!
来いと言われてる気がしたので(笑)行ってきた。
深川ギャザリアにはイトーヨーカドー木場店も含まれてて「あ、俺ピカピカで行ったことあるじゃん」と思ってたんだがさすがに五年以上経ってることもあり普通に迷った。
なんとか着いて、会場のセンタープラザを探して着いたけどそれらしき場所じゃない。ギャザリアプラザ棟の2Fへ上がる幅の広い階段の下に軽く段差つけてあって、赤いシートしいてあるだけ。その前に客用のパイプ椅子と日よけのテントがある。
ここで何するんだろう。
地方の場末現場ならこのテの質素な(?)イヴェというのはめずらしくないし俺も何度も見てる。しかしその割には、MMCのブログとかお知らせで気合い入りまくってるような印象だったので、何をするのかまったく想像できなくなった。
会場の周りでは劇団員のみなさんがビラ配ったり呼び込みしたりしている。俺は、テントの中だと微妙に見にくい気がしたので距離を取って立って観る事にした。
普通に暑い。まあ前日まではどしゃぶりだったので晴れて良かったな・・・などと思ってたら、そのへんにいたはずの劇団員がひとり、またひとりとステージ(無いけど)へ向かっていってポーズ決めはじめてる・・・って始まってる!こっそり音も出始めてる。ステージが無かったからそのへん全部ステージにしたってことか。囲みも無いし普通に買い物客とかとおりすがってる中で自然かつ確実に始まってる。そのまま、1曲目つーか、いろんな流用曲をつなぎあわせてひとつのコミカル(?)な話みたいにしたダンスというかなんというか、とにかくいろいろ盛りだくさんで。目が離せなかった。ってか、すでにヨーカドーの店先でやるレヴェルじゃない。
その次が「Piece」。ダンスで「ココロのちず」(BOYSTYLE)。それと「星に願いを」を例の手振りつきで(マイク4本くらいつかってハモってた。オリジナルって紹介してた。だんだんHELLOWEENみたいになってきたな・笑)。ワンコーラスだったけど、やっぱり最後は横一列で肩組んで「ありがとうございました!」。今さらだけど、『アイドル』をフォーマットとして解釈するとこうなるんだなあとちと考えてみたり。
「島唄」「上を向いて歩こう」のアカペラとか男性陣による大工をモチーフにしたダンスとか。テンポよく進むし、普通に観てしまった。
女性陣は「かざぐるま」(一青窈)の歌とダンス。ヴォーカル一人とダンサー数人が浴衣姿で。
ミュージカル「GIFT...for you」からも1曲。
エンディングは最初と逆にステージ(無いけど)から飛び出してきたり、そのへん(としか言いようがない)でスタンバってる劇団員のみなさんが合流したり、なんだかわかんないけど不思議で楽しくなる時間と空間だった。
全体で約30分。13時15時と(たぶん)同じ構成。15時の回は流れわかってたんで少しは落ち着いて観れたけど、13時の回はあらゆる意味で驚いて「すげー!すげー!」って心の中で連発してた。まさかヨーカドーの店先で「公演」が観れるとは思わなかった。特効や照明はおろかステージ自体が無いところだよ。進行役の人がMCで「とっつきにくいミュージカルの楽しさを知って欲しい」みたいなことを言ってて。で、まさしく俺自身が演劇とかミュージカルとかに苦手意識のある人間なのだが、すげえ楽しかった。