SKiCCO REPORT

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アイドルオタクがCDショップを救う?という話題

昨夜放送されたテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」で、集客の工夫をするCDショップが取材されてました。


CDショップはここ数年ずっと減少傾向でしたが、近年その動きが変わりつつあるという感じで「CD店増やして攻める 立地と企画で勝負」と題し、初期投資を軽減するためショッピングセンター等への出店を加速する新星堂の取り組みなどが紹介されてました。ずっと店舗数が減っていた新星堂ですが、売場に関してはできるだけコンパクトにし、イヴェントと連動できる店舗を重点的に出店するとのことでした。
そこで取り上げられてたのが、おなじみ池袋新星堂サンシャインアルパ店。保坂朱乃のイヴェント映像が使用されてました。もちろん同じCD何枚も買うお客さんの映像も。ご存じの方も多いかと思いますが、新星堂は以前サンシャイン内に店舗を持っていたんですが、一度撤退し、最近またイヴェント目当てで出店したのです
番組中では「(イベントの)実績は販売見込み84に対し290」という言葉も出てきてました。単位がわからないのであれですが、字面通りに受け取れば、想定の三倍以上の結果だったということですよね。イヴェント強い。
小売店主導でのイヴェントは昨日今日始まった話ではないですし、演歌やアイドルはもちろん、最近ではヴィジュアル系バンド等も握手会等のインストアイヴェントを実施してるようです。
ですが、まあ同じCD何枚も何十枚も何百枚も買ってるのはアイドルオタクでしょう。AKB48ばかりが注目されますが、今ではそうした施策を行ってないアイドルのほうが珍しくなってしまいました。
こうした現状がまともだとは私にはとうてい思えないです。とはいえ実際に、イヴェントでたくさん買いたいという“需要”があって、それに応える“供給”(出店計画)が行われ、CDショップの“危機”を救ってるのだとしたら……なんだか妙な気分になりますね。


今となっては新星堂に限らず、タワーレコード等もイヴェント頼みでCDを売っているように見えます。イヴェント頼みで出店するのなら、もう少しイヴェントが見やすい環境を整えてほしいなあとは思います。ほぼ最前しかステージが見えないような会場とかいくつもありますからねえ。


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