SKiCCO REPORT

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半崎美子、星野みちる「天使達の歌声♪」恵比寿天窓.Switch(19:00-)

ツーマンライヴ。恵比寿に来てからの天窓には初めて来るけど、いい会場ね。


前半は半崎美子。初見。序盤は弾き語りとか、バイオリン、ギターとの組み合わせが多めで、途中からバンドスタイルになってた。ルックスはフェミニンだが、ヴォーカルは中性っぽい印象。バンドスタイルのほうが良さげ。後半に向かって徐々に盛り上がっていく構成は良い印象だった。今日に限った事じゃないけど、やっぱライブハウス叩き上げの人は、限られた持ち時間を有効に使う方法を心得てるのかな。長けりゃ長い、短いなら短いなりに。まあ当然ちゃあ当然なんだけど、あたりまえをあたりまえにできるというのはすばらしいことだよね。


後半は星野みちる。20時頃から登場。今日はアコースティックバージョンとのこと。結論から言うととても良かったのでいつもこのバージョンでやってほしい。又は弾き語り多めで。ホント良かった。今まで観た星野のライヴで一番良かった。観るの二回目だけど。
セットリストは公式サイトからコピペ。
http://ameblo.jp/hoshinomichiru/entry-10117646645.html

①君へ
②私だけのステージ
③サマーデイ
④さよなら あなた
⑤HAPPY BIRTHDAY
⑥キャンドル
⑦イズ ディス ラブ?
⑧マイダーリン
⑨ガンバレ!
⑩また会いましょう

「君へ」「ガンバレ!」はピアノ弾き語り。あとは、ピアノ、ベース(ウッドベース?)、ギター、ドラムの構成。
「私だけのステージ」なんか‘みちるコール’を強制された気がする、笑。他の箇所でも、MCで冗談とか自然に言えてるのに軽く驚いた。
「サマーデイ」は今日用のアレンジらしいが、泣けるほどイイキョク!こういうプリミティヴな魅力をもっともっとステージ上で観たい。
「HAPPY BIRTHDAY」は新曲って言ってた。
「キャンドル」ってタイトルを聞いた瞬間、俺の脳内では吉川晃司がヨーデルを歌い出した。そのせいか、ギターさんが出だし間違えたりみっちーが歌詞とばしたり。みっちーごめん(?)。
「ガンバレ!」で一度終了し、アンコールで「また会いましょう」。
最後は出口でちるりがお見送りだった。
終わって会場を出た後に、これほど気分が良かったライヴはいつ以来だろう。彼女がステージ上に登場し、歌い出してから終わるまで、実にいい気分だった。上手い日本語が見つからないが、本当にいい気分だったのだ。
俺が弾き語り好きだってのは元々で。理由は、まあ後付けなんだけど、歌い手さんの気持ちだとかなんとかが全くそのまま伝わってくるからなのかなと自分では考えている。バンド付きだと、上手くいったときはいいけど、そうじゃないときはどっちがどっちの足引っ張ってるのかわからなくなったり、そもそもバンドって言うくらいだからヴォーカリストが主役とは限らないし。
今日はバンド付きだったけど、バンドが上手かったら良く聴こえたとかそういう意味じゃなくて。
話が飛躍するのを承知で言えば、一曲一曲がひとつの公演で、その中で彼女は主役であり脇役であり裏方であり、とにかく完全に歌の世界で会場を支配していた。厚生年金会館を一人で支配したことがあったけど、それよりももっと強い力で会場を包んでいた。それを一時間くらい堪能できれば、それはもう、いい気分だったと言うほかに言葉が見つからなかった。


この日のライヴで、四谷にあった頃の天窓で歌ってた、とあるコのことを思い出した。
ピアノ、アコギ、パーカッション(?木の箱に乗ってポコポコ叩くの)の構成で、ヴォーカルだけはマイク使ってた。結構好きで何度か天窓に観に行ってた。いつのまにか活動を耳にする事も無く、曲もCD化もされてなかった、今は活動しているかどうかもわからない、そのコのことを思い出した。俺はあのコの歌が好きだったんだなあ、と。そしてそれが聴けなくなるのは残念な事なんだと、あらためて思った。