正直すまんかった。あの権力亡者の総合プロデューサー様と、自由の狂信仰者Googleがどうしても結びつかなくて、ついうっかりこのようなエントリを書いてしまった。
Googleは“邪悪”になったのか?!「AKB48 Now on Google+」 - SKiCCO JOURNAL
実際のところはフタを開けるまで、総合プロデューサー様含め誰もわからなかったと思うが、今回の新プロジェクト「AKB48 Now on Google+」が開始して1週間、48界隈はすっかり様変わりしたといっていいだろう。
まさしく、リアルタイムウェブの名のごとく、一瞬一瞬メンバーたちが更新していく。目が離せないファンは、PCの前から離れられない、とうれしい悲鳴をあげるほどだ。
最大の特徴は、メンバー同士の交流が目に見えること。マネージャーのチェックも無い(ことになっている)、時間の制約にも縛られず、メンバーの書き込み、そしてリプライが、ストリームに流れていく。昨夜も、ゆきりんが生放送ラジオ(文化放送「リッスン?」)をやってる時に、その番組を聞きながらメンバーが更新したり、リプライを付けたりしてた。先週のオールナイトニッポンでも同様のことがあった。今までは何かにせよ事務所チェックが入ってたが、メンバーもそれらから解放され、事務所だの何だの大人の都合を超えてのコミュニケーションが行われている。今までブログを持ってなかったメンバーも自由に発言している。ツイッターを始めた途端にブログの更新が疎かになるメンバーというのは今までもいたが、今回は48プロジェクトのお墨付きということもあり、堂々と盛大にGoogle+を更新できるわけだ。
これまで、メンバーとファンとの交流と言えばブログ、それも「第三者」の手が入りまくったアメブロが主だった。
アイドルがアメブロを使ってはいけない5つの理由 - SKiCCO JOURNAL
上記のエントリでも指摘しているとおり、アイドルの「公式」ブログとして、アメブロはあまりに不適切だった。
だが、この1週間を見るかぎり、もはやアメブロは完全に過去のものになろうとしている。それも、アイドル本人達の選択の結果として。
さらに興味深いのは、アメブロ等のいわゆる「公式」アカウントと比べ、Google+においては、アカウント自体は芸能人だろうと誰だろうと基本的に変わらないということだ。
すなわち、48グループ以外の他のアイドルたちも、この波に参加することは可能だということだ。それも、AKB48たちとイコールコンディションで、だ。
これまでも、他のアイドルたちとの親交はブログにアップされてたりもしたが、今後はもっとリアルタイムに、もっと濃厚に、そしてもっとオープンになるかもしれない。
さっそく、東京女子流がアップを始めました。この身軽さはいつもながら舌を巻く。
東京女子流 TOKYO GIRLS' STYLE - Google+
世界ではFacebook、日本ではTwitterに水を開けられていると言われているGoogleだが、ひょっとしたらこの「AKB48 Now on Google+」は我々の想像を大きく超えて、ソーシャルネットワークの勢力図を書き換えるかもしれない。
最低でも、アメブロみたいなクズサービスが市場から排斥されることを期待したい。