SKiCCO REPORT

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人生はグミ・チョコレート・パイン

あの頃の幸せな日々のことは今でも昨日のことのように思い出せるし、一生忘れない。
ほんの1ヶ月ちょいくらいだったけど、僕らは同じ夢を見ていた。そう信じられた。
日々、彼女たちに会うために生きていたと言ってもいい。俺にとってはそのくらい大切な時間だった。
当時、俺が密かに思ってたことがある。
まさしく輝きに満ちた彼女たちを観ながら、たとえこの日々があっという間に過ぎ去っても、そしてその後彼女たちがどんな境遇になろうとも、俺は彼女たちの力になれるようにがんばりたい。力になりたい。たとえ微力でも、どんなかたちでも。
おこがましいので口には出さなかったが、そう決めた。
だって、どう考えても長続きするとは思えなかったから。まあ3ヶ月コースかなあと。少なくとも、当時の情勢から普通に考えればごく自然にそういう結論になった。
だからこそ、彼女たちがもしも行き場を失うようなことがあったなら、そのときこそ頑張りどころだと思ったのだ。
だが実際は、俺は今こうしてクソ田舎で蟄居してるありさまだ。肝心なときに馳せ参ずることができなかった。
なんて無力だ。なんて不甲斐ないんだ。
結局、何一つ彼女たちに恩返しができてない。
悔しくて、情けなくて、申し訳ない。
俺は結局、なにもできなかった。


時は変わる。人も変わる。幸せの定義だって人それぞれだ。
他人がとやかく言うことではない。
俺だってそれなりに人生生きてきた。そのくらいはわかる。
しかしそれでも、己の無力さが、無念で、口惜しくて、そんな自分であることが悔やんでも悔やみきれない。