昔、辞書で「アイドル」を引くと「偶像」としか載っていなくて違和感がありました。現在の『三省堂国語辞典』では改善されています。「アイドル」をどう説明するかは、その辞書が現代的かどうかを測る指標のひとつとなるでしょう。 pic.twitter.com/nICBO7CoQ6
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) 2015, 4月 6
日本語学者で「三省堂国語辞典」編集委員の飯間浩明さんが、辞典における「アイドル」項目の移り変わりを紹介しています。
飯間さんによれば、
昔、辞書で「アイドル」を引くと「偶像」としか載っていませんでした。違和感があったのを覚えています。
三省堂国語辞典では1990年代から“何となくこのことに気づき”“2014年には「偶像」は語源扱いにしました”と紹介。
「アイドル」をどう説明するかは、その辞書が現代的かどうかを測る指標のひとつとなるでしょう
とツイートしています。
アイドルに年齢などの問題があっても、その場合は、(1)の意味〈みんなが愛する人〉の枠で活躍できる可能性があるので、大丈夫でしょう。@morimori_naha: 可愛くなかったり、若くなかったりすると、三省堂さんの語義ではもはや「アイドル」とみなされないのですねえ。