SKiCCO REPORT

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「ハロプロは応援したいんだけど、一部のハロヲタが雑誌の記事を読めるサイズで画像をすぐアップしたり、文字を書き起こしたりするのは本当に迷惑で、応援するテンションが下がります」←は?

それは応援なのか?


雑誌がキャプられたり書き起こされたりして自分の文章がネット上に流通するとなぜ「応援」する「テンション」が下がるのか。
仕事としてやってるのだからちょっと勘弁してくれよ、おまんま食い上げだよ、仕事として取り組むテンションが下がる、という話なら、まだわかる。
だが、応援するテンションが下がるというのは何だ。それが応援なのか。
さらに言えば、一個人の応援するテンションが下がったから、何だと言うのだ。
個人が好きで書いたものを勝手にコピペされて、気に入らねえ、ふざけんな、「応援」やめた、というのは個人の自由だ。
だが、物書きを生業とする者が、インターネットという公の場でテンション下がるとか言いながらやった仕事なら非難されるだろうし、自分の好きなアイドルにはそんな気持ちで関わって欲しくない。
ましてそれを「応援」などという言葉ですり替えるな。


アイドル関連の物書きはじめ、写真家だろうが、出版社だろうが、レコ社だろうが、もろもろもろもろ、全てはアイドルをより良く活かすために仕事が存在するのだ。アイドルたちの人気がなくなったら、それこそおまんま食い上げである。
彼らがアイドルを活かしている側面もあるが、それは同時にアイドルに生かされているということでもあるのだ。


そうした敬意もなく、愛もなく、時流に合わせたアイドルにコバンザメのようにくっついてくるだけのくせに、それを「応援」などと言葉でまやかす連中は、心底唾棄すべき存在だ。アイドル言論シーンはもはや一握りの関係者のものではない。そんな連中は、我々一人ひとりの手によって、淘汰していかなければならない。
ただ有名なだけの人間の言葉をありがたがるのは、もう終わりにしよう。


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