先日、こんな記事がナタリーにアップされた。
日本のアイドルダンス文化、何がどう変わった?
https://natalie.mu/music/column/645867
若い人が何を言っても、若い人はしょうがない知らないんだから、の精神でいようと思ったんだが、歴史誤認を公のメディアで堂々とやられてるのを黙って見過ごせず、今こうしてキーボードをカタカタしている。誰かが正しいことを語り継がねばならぬという気持ちとともに。
先のナタリーの記事ではアイドルダンス史におけるターニングポイントとしてモーニング娘。の「ワクテカ Take a chance」を挙げているが、それは違う、というのが本稿の趣旨である。それ以上でも以下でもない。
記事では
フォーメーションダンスとは、メンバーが激しく場位置を移動しながら集団としてのダンスで魅せる集団行動のようなアプローチを指す。
と定義している。それならば、もっと過去に例を見ることができる。
多人数アイドルグループがダンスにフォーメーションを取り入れたのは1990年代までさかのぼる。私がよく覚えているのは制服向上委員会だ。「清く正しく美しく」(1993)が代表例だ。
他にも、AKB48の「Dear my teacher」(2005)などがある。当該記事では2010年で区切っているが、それにしたってLinQの「ハジメマシテ」(2011)もある。
このように、アイドルにおけるフォーメーションダンスは様々なかたちで存在していたわけで、モーニング娘。が始祖だったりターニングポイントだったりするようなことはないのである。