メンバーとともに全国を周る“誓いの旗”(横断幕だけど^^;)
Dorothy Little Happy(ドロシーリトルハッピー)2013年の全国ツアー「Live five's on」(メンバーの命名でこれで“ライヴゴーズオン”と読みます)、その初日が、メジャーデビュー2周年となる3月16日に新宿BLAZEで開催されました。
開演時間の17時30分をやや過ぎた頃、アルバム衣装のジャケット無し状態でメンバー登場。
キャッチーな「諦めないで」「My Darling」で幕を開け、かなでし(白戸佳奈)の煽りをはさんで「飛び出せ!サマータイム」「未来への虹」と連続の“タオル曲”に大盛り上がりで、「ナミダよりもずっと速く」のD!L!H!コールも激しく飛び交います。
自己紹介をはさんで、「GET YOU」「壊れちゃう 崩れちゃう」と、ここまでは最近の曲が続きます。
ここで、まりちゃん(高橋麻里)とるーちゃん(秋元瑠海)が退場。ステージ上は、かなでし、こうみん(早坂香美)、みもりん(富永美杜)で進行します。
ある曲のダンスをアレンジしてみた、という曲紹介で「トライアングルスクエア」ずいぶん久々に聴いた気がしました。
3人と交代するようにまりちゃんとるーちゃんが、白いドレス風新衣装で登場し、「別れの時」を歌い上げます。
3人も新衣装に着替えて再登場し、5人で「永遠になれ」「風よはやく」を歌いました。ここの流れはステージ上も構成上も実に見事というか綺麗でした。
その後、MCで新衣装の紹介。ツアー用にはじめて用意されたもので、メンバーのリクエストでキラキラしたものが欲しいということで、ティアラや、衣装にもキラキラ(ギラギラ?)したものが随所にあしらわれていました。しかも5人ぱっと見の印象は統一されつつ、全員違う形の衣装という凝った作りです。今までは基本アー写ジャケ写の衣装でのステージだったので、観てる方もなんだかうれしかったです。こうみんの「天使みたい(な衣装)」という感想を受けて、「だれが一番天使に見える〜?」と客側に問いかけ、さまざまなメンバーの名前が飛び交う中、るーちゃんが「るーなって声がなかった〜」と抜群のタイミングで落としてくれました(笑)。また、珍しく半袖の衣装ということで、ドロシー史上最も風が入ってくる衣装みたいなことも言ってました(笑)。
ここからは怒涛のライヴとなりました。あえて曲目のみ記します。
「Dear My Friend」
「nerve」
「ソウル17」
「ジャンプ!」
「臨戦態勢が止まらない」
「HAPPY DAYS!」
波状攻撃のような激しいステージでした。
あらためて5人ぴったりいつものように整列し、かなでしが落ち着いた口調で、メジャーデビュー2周年のこと、2年前は東日本大震災で被災しデビューどころか生命の危機を感じ不安だったこと、それから多くの人に支えられてデビュー2周年を迎えられたことに感謝を現してました。
そして本編最後の曲「Life goes on」の紹介をはじめます。震災後、復興ライヴで歌うために「Hi So Jump!」の坂本サトルさんヴァージョンをとお願いして作ってもらったこと、亡くなった人の分まで一生懸命生きていくというつもりで歌ってきたけれども、2年経って、普通の生活の中で楽しめること希望を見つけられることの大切さを歌っていきたいということを、落ち着きつつも力強く語っていました。
そして、2年間の想いを込めた「Life goes on」が歌われました。
アンコールはTシャツ姿で再登場し「デモサヨナラ」を熱唱します。本当に熱唱でした。今日ここに集まってくれた人に感謝を込めて「14回目のありがとう」を最後に歌いました。
終演後はハイタッチでのお見送りでした。
5人とも髪を切ったり?軽くしたり?したのでしょうか、いつも以上に爽やかで軽快な印象でした。
みもりんのかわいさがさらに増してた、という言葉では足りないほどに魅力に磨きがかかってました。ベタな表現を許してもらえるなら、アイドル的かわいさも、人間の持つ根源的な美しさも、これまで以上に感じました。さすが日本三大アイドルの一人です。
まりちゃんのヴォーカルが良かったのは今更言うまでもないですが、ドロシーの美点であるお行儀の良さはそのままに、勢いが力強くなった感じがしました。元々わかりやすい熱唱パワーヴォーカルではないですが、今日は熱さを感じるまさに熱唱でした。飛びサマ2番の“あは〜ん”は普段は言ってない気がするのですが、この日はめずらしく生“あは〜ん”が聴けました、笑。
こうみんは、お行儀がいいドロシーの中でもさらにお行儀がいいイメージだったのですが、今日は時にはワイルドな表情(顔だけじゃなくダンスとか)も見せてくれて、そうして多面性も含めて、とてもかっこいいなあって思いました。
るーちゃんは、なんとなく末っ子的なイメージがあったし、この日もMCではいじられまくってましたが(笑)、曲中はなんというか鋭さや安定感が感じられて、観てる側からも心強かったです。
かなでしは、アンコールでは何かから開放されたようにはじけてるように見えて、本編最後の言葉をしっかり語るため、それまでは緊張の糸を張ってたのかなあと思いました。あと上品な色っぽさに磨きがかかってたと感じました。
非常に盛り上がったライヴだったのは言うまでもありませんが、同時に、5人のメンバーが歌い踊る姿に、心をワシづかみにされぐいぐい動かされるような感動を覚え、アップテンポの曲の時にもかかわらず私は何度も泣きそうになりました。具体的に何がどうというより、今のドロシーリトルハッピーという存在が奇跡的に思えて、胸に熱いものがこみ上げてきたり、目頭が熱くなったりしました。私の方こそ、ありがとうありがとうと何度でも言いたくなる、そういうライヴでした。
【関連リンク】
www.ustream.tv/recorded/30011519
公式USTREAMでこのライヴが視聴できます。