SKiCCO REPORT

アイドル・ガールズエンタテインメントについて書いていきます。ご連絡は mail at skicco.net までお願いします。

Perfumeのブレイクが美談化されるとイラつく理由

音楽番組や記事などでPerfumeが紹介されるとき時々出てくる、広島時代はあーでこーでそんで大ブレイクしました〜みたいな流れ。あれ何だって思う。なんせ、そのPerfumeが広島やら亀戸やら渋谷O-Crestやらでさんざん活動してたころ何も注目してなかったのはその当の音楽メディアなのだ。それが手のひら返したようにPerfumeすばらしいすばらしいあーだこーだって成功したものの理由なんていくらでも後付けできるんだよ。
あとコバンザメみたいにPerfumeダシにして語りたがる連中もな。顔ぶれ見るとだいたいついこないだまでハロプロハロプロとか騒いでたやつとだいたい一緒だからあきれる。どうしてもPerfumeだけは特別だと言いたいようだが、特別だと語るほど他のアイドル聞いてねえだろ。「オレはアイドルとかも曲が良ければ聴くよ〜差別しないよ〜オンガク理解してるぅ〜」って、Perfumeをダシにして自分が真の理解者ヅラしたいだけじゃねえか。
フォロアー云々の話もそうだよな。とにかくPerfumeは特別だって言いたいんだろうけど、いや特別は特別でいいんだけど。
http://www.cyzo.com/2009/05/post_2023.html
「音楽業界における伝統的なビジネススタイル」というが、ではなぜモーニング娘。があれだけ売れてるときにバッタモンが出てこなかったのか、松浦亜弥あれだけ流行ったのにバッタモンがでてこなかったのか。とてもじゃないが真似しきれるものじゃなかったからだ。
そしてPerfumeは真似することが(少なくとも形式的には)容易だったのだ。簡単に「ゴッコ」ができた。極論すれば女の子二三人とPC1台あればにわかPerfumeのできあがりだ。イニシャルコストが安かったのだ。
それは作り手側のプロデューサーゴッコしたい願望とも一致した。だからにわかPerfumeがうじゃうじゃ出てきた。
その意味ではポストPerfumeなども狙ってもない。
売れることが目的ではないのだ。さながらリアルでアイマスやりたいくらいの感覚で制作されているのだろう。
リアルな人間使って公然とアイマスゴッコやられたら気分悪いわあらゆる意味で。
どいつもこいつもPerfumeダシにして「オレは良き理解者」ヅラしてる。恥を知れ。