SKiCCO REPORT

アイドル・ガールズエンタテインメントについて書いていきます。ご連絡は mail at skicco.net までお願いします。

アイドル嫌いのPerfume好き?

しばしばこの手の「Perfumeすごいぜ!」的エントリに、共通の“何か”を感じる。
以前こういうのも見かけた。
RHYMESTER BLOG」
http://playlog.jp/rhymester/blog/2006-11-09
引用しようと思ったらほぼ全文になるのでやめておくけど、最初と最後で矛盾してね?って思った。


あと、「小心者の杖日記」(http://www.outdex.net/diary/archives/2007/08/perfume_16.shtml)で紹介されてたエントリ。
ダイノジ・大谷の『不良芸人日記』」
http://mycasty.jp/ohtani/html/2007-07/07-31-788575.html

例えばモーニング娘。は、僕いつも思うんだけど、いつから正統派なアイドルの規律なんかに縛られだしたんだろうって。
彼女たちってキャバクラにいそうな少し下世話な感じ、ちょっといなたい感じが、あのけれんみが、もう本当にそのまんまでやったからこそ、批評になり、パロディになり、アイドルの既成概念へのカウンターパンチになったわけでしょ?

アイドルの既成概念なら二十年前に崩されているよ。モーニング娘。が出てきた頃には、そもそもカウンターパンチを食らわせる相手が存在しなかった。むしろ「かわいい女のコが歌ってるのが好きなんだけどアイドルってバカにされてるというかバカにしたいからそういうのと一緒にされるのは嫌」というガールポップシーンに対するカウンターパンチというか嫌みというかパロディだと当時俺は感じてた。

あとは全うに戦略としてのプロデュース力で浸透したのがAKB48だと思います。
そこには大人のしっかりしたアイデアが見え隠れするんですね。
それはそれでめちゃくちゃ凄いことだと思います。

見え隠れというか、はじめて劇場に行った日からうんざりするほど見え見えなんだが。わざと見せてこっちの反応を楽しんでるんだから。

Perfumeですが、ネットでは旧来のファンと、最近の音楽的に入ってきたファンが喧嘩するなんていう現象が起きたとか。

「最近の音楽的に入ってきたファン」ってフレーズを自ら使ってる点。
「かわいい女のコが歌ってるのが好きなんだけどアイドルってバカにされてるというかバカにしたいからそういうのと一緒にされるのは嫌」な人たちにとっては「お手軽で俺ら寄り」な存在なんだろうか。
もしくは「アイドルってみんなバカにするけど俺にはPerfumeの良さがわかるぜ!ヘンケンに惑わされない俺って音楽への理解度高っ!俺って真の音楽ファン!」って気持ちなのかな。


ってか、なんでいちいち他のグループとPerfumeを比べたりしたがるんだろうね。比較のしようがないところがPerfumeの一番すごいところだと思うのだが。