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SKiCCO REPORT

ライターやってます。アイドル・ガールズエンタテインメントについて書いていきます。お仕事のご依頼は[skiccoあっとgmailどっとcom]まで。お待ちしております。

繰り返されるバラエティ番組での事故

AKB48木崎ゆりあが、フジテレビのバラエティ番組「めちゃ×2イケてるッ!」のリハーサルで骨折したと報じられました。


AKB木崎ゆりあ、『めちゃイケ』収録で左手首骨折 全治3〜4週間 ニュース-ORICON STYLE-


また悲しい事故が起こってしまいました。スポーツ選手でもスタントマンでもないアイドルが、なぜこんなことになるのでしょうか。
木崎ゆりあさんは連続ドラマへの出演が決まったばかり(くしくもフジテレビのドラマですが)で、AKB48グループとしての一大イヴェントである選抜総選挙も間近に迫っています。Google+では気丈なエントリをアップしていますが、そもそも彼女が謝るべきことではないです。


フジテレビのバラエティ番組では、過去に何度も事故を起こし、出演者が負傷しています。
「ずん」のやす 番組収録中に腰椎骨折の大ケガ ― スポニチ Sponichi Annex 芸能

フジテレビのバラエティー番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」(木曜後9・00)の収録中に事故に遭い、第2腰椎破裂骨折などのケガを負った。

ケガ人続出で放送中止「オレワン」ってどんな番組だったの? : J-CASTテレビウォッチ

放送予定だったフジテレビ系「オレワンスペシャル」が中止になった。出演者の「我が家」杉山裕之陣内智則が番組収録で骨折などのケガを負い、当初は彼らの出演シーンだけをカットして放送することも検討されたが、さらに「ハイキングウォーキング」の松田洋昌も骨折していたことが明らかになって、さすがにこのまま放送するのはまずいと判断したようだ。

日刊ゲンダイ|葛城ユキ 人間大砲で胸椎骨折の重傷事故

ボヘミアン」が大ヒットした葛城ユキ。バラエティー収録中の事故で胸椎骨折の重傷を負い、半年間の活動休止に追い込まれたのは03年のことだ。


バラエティ番組とは違うかもしれませんが、フジテレビ社員であるアナウンサー(当時)も犠牲者になっています。
菊間千乃 - Wikipedia

1998年9月2日、当時リポーターを務めていた『めざましテレビ』の「それ行け!キクマ」のコーナーで、災害時に高所から脱出する避難器具の体験リポート中にマンション5階(地上約13m)の窓から落下、地上のマットに叩きつけられ、全治3カ月の重傷(腰椎の圧迫骨折)を負い入院した。翌年には現場復帰したが、リハビリは1年に及んだ。


なんと過去には出演者が死亡する事故まで起こしています。
ウォン・カークイ - Wikipedia

1993年6月24日午前1時15分、『ウッチャンナンチャンやるならやらねば!』(フジテレビ)の収録中に約3メートルの高さの台から転落して頭を強打し、意識不明のまま病院に搬送され、6月30日午後4時15分、東京女子医科大学病院で31歳で死去する。


こうも事故が繰り返されると、今回の木崎ゆりあさんの一件にしても“大変申し訳なく思っております。一日も早く完治されることをお祈りしております”、“今後の番組制作において、より徹底した安全管理に努めていく所存です”などというコメントは到底信じられず、いつものコピペだねくらいにしか思えません。
また、テレビ局はあらゆる意味で手厚い保護を受けている“最後の護送船団”とも言える存在です。他局も、テレビ局の系列である新聞社も、このような不祥事は糾弾することもありません。バラエティ番組でのこうした事故はフジテレビに限った話ではなく、“お互い様”だからです。
芸能人の麻薬使用といった被害者がいないとも言われる犯罪については大々的に報道しますが、実際に被害者が出ているこのような“身内の不祥事”は、あまたある芸能ニュースの一つとして流されておしまいです。本来であれば“商品”を傷つけられた事務所側は抗議とかボイコットとかしても良さそうなものですが、マスコミという巨大な力の前では泣き寝入りするしかありません。我が世の春を謳歌しているかのように見えるAKB48グループでさえも例外ではないのです。


ハインリッヒの法則によれば、1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在する、と言われています。
つまり、これらの事故は番組担当者等個人の責任というより、フジテレビという組織に、慢性的な異常が数多くありながら、認識もされず、そして改善も行われないと考えられます。


はたして、このような組織が制作する番組、企画するイヴェントに、アイドルが出演し続けていても良いのでしょうか?テレビに出れれば怪我をしても死んでも“しょうがない”で済まされるのでしょうか?
関係者の皆様には、今一度ご再考をお願いしたいところです。


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