SKiCCO REPORT

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「ご当地アイドル」というバズワード

それ言い出したら「アイドル」って言葉自体が元祖バズワードみたいなもんじゃんかな気もしないでもないですけどね。
ちょうど、メディアでご当地アイドルを扱った記事を2つほど見つけたので紹介します。


橋本環奈だけじゃない! “かわいすぎる”ご当地アイドル一挙紹介 (Rev.from DVL) ニュース-ORICON STYLE-

■ご当地アイドルが求められる理由
 昨今にご当地アイドルが注目されている理由について、高倉氏は「もともとアイドルは、ルックスだけで人気が決まるものではなく、歌やダンス力、MCやトークでのキャラクターやユニークさ、握手会などのイベントでファンを獲得するケースが多かった」としつつ、「最近はアイドル人気が盛り上がり、コアファンではない人たちにも、アイドルに関するニュースが届きやすくなったことが大きい」と時代の変化が大きく影響していると指摘。さらに、「そういった人たちには、グループを知る最初の入口がビジュアルとなっている傾向が高く、そこから広まりを見せている」という。

ヤバい!ご当地全然関係ない!


活況のライブやフェス… ご当地アイドル最新事情  :日本経済新聞

各グループの台所事情はどうか。山村さんは「交通費など活動に必要な経費を考えると、ほとんどのグループが収支トントンかマイナスだろう」とみる。

アイドルブームと呼ばれて久しく、ご当地アイドルがメディアに登場する機会も格段に増え、ファンもいろんな形で少なくないお金を使っているのに、どこも儲かってないというのは実に不思議ですねえ。ファンが払った金はいったいどこに消えているのでしょう。ああ本当に不思議だ。地域活性化の前にアイドルが滅んでしまうわ。


ご当地アイドル、ローカルアイドル、ロコドル、様々な呼称がありますが、当サイトでは、「地方アイドル」という言い方をしています。放送局の「在京局」「地方局」の「地方」ですかね。地方局発でも「水曜どうでしょう」のような人気コンテンツもあるし、東京の局であってもMXみたいに局地的(?)な放送局もあるって意味で。
ぶっちゃけて言えば、もはや「ご当地アイドル」的な括りに意味を感じないんですよね。私で言えばDorothy Little Happy(ドロシーリトルハッピー)を地方アイドル“だから”好きになったわけではないですし。もちろんそういう人がいるのを否定するわけではないです。それこそLinQを最初観た時に「これが自分ところの地元のアイドルだったらさぞ毎日楽しかろう」って思いましたから。
私は諸事情でいわゆる遠征はめったにしませんが(お察し下さい・泣)、私の知人も自分の好きなアイドルがいれば地方だろうがどこだろうが文字通り飛んでいきますからね。ツイッターの私のTLには全国各地のアイドルファンがいますが、土日になるともはや誰がどこに住んでるかがわからなくなるほどです。


「ご当地アイドル」とされることで彼女らに注目が集まるならそれは結構なことですのでやめろとは思いませんが、なんかもやもやするんですよねえ。そのへんの話はアイドル大航海時代としてまとめてありますので、ご笑覧ください。


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