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SKiCCO REPORT

ライターやってます。アイドル・ガールズエンタテインメントについて書いていきます。お仕事のご依頼は[skiccoあっとgmailどっとcom]まで。お待ちしております。

なぜアイドルでバンドサウンドが多用されるのか

現在のアイドルはバンドサウンドが多いと感じるのです。かつてはそんなことなかったと思うのですが、これはどういうことなんでしょうね。あ、決して批判とか嫌いとかではないんですよ。ただ傾向として多い気がするのでなんでかなあって。


アイドルポップスを狭義の“アイドルにしか歌えない、アイドルだけが持ちうる趣きのある歌”としたとき、やはりバンドサウンドよりかは、ほんわかしたりキラキラしたりするようなイメージがあるのですよ。南野陽子とかのりピーとか高橋由美子とかCoCoとか。




時代はこのあといわゆるアイドル冬の時代へ突入し、再びアイドルがメディアの表舞台に登場するのは20世紀末からということになるのですが、この時の“歴史的経緯”によって、過去のアイドルと歴史が分断された、とは考えられます。


松浦亜弥などハロプロの皆様からは、キラキラさは眩しいくらいに感じました。でもふんわり感を感じさせる存在はなかなかいないんですよね。真野ちゃんこと真野恵里菜の登場まで。「はじめての経験」はふんわり感もキラキラ感もありましたよね。確かに登場時点で昭和感みたいな事は言われてたような記憶もありますが。

最近は特に激しさや奇抜さをウリにしてる傾向が増えてきたせいでしょうかね。アイドルが増えて、生き残るために“アイドルらしからぬ”を希求していったら、“あたりまえのアイドル”を演る人がいなくなった的な。
私の大好きなDorothy Little Happy(ドロシーリトルハッピー)だってバンドサウンドですから、決してバンドサウンドが嫌いというわけではないのですよ!くれぐれも!個人的には今現時点で私の理想のアイドルに総合的に最も近いのがドロシーですから。

ただ、かつてのアイドルが持っていたような味わいや趣きはどこへ行ってしまったのだろうとは思います。私の観測範囲だとスマイル学園、リル・クミンやJumpin’は、アイドルならではの音だなあって感じました。



昔はスタジオ録音ではシンセとか多重録音とか使いまくってキラキラした音にしてたんでしょうけど、コンサートの生バンドだとやはり構成違うからだいたい違和感あったんですよ。でも現在はいろいろ進化して極端な話どんな音でも作る(創る)ことができる。でも、なぜかバンドサウンドが流行っちゃうのがちょっと不思議だなあと。
バンドサウンドのほうがライヴでの再現性高いからいいっちゃあいいんですけど、それで実際にバンド付けてライヴできるか、する必要があるのかってのはまた考えどころで。私はアイドルと同じステージに男がいるの見たくないので全員女性のバンド以外はいなくていいです。そういう面を含めると、私はテープ音源(テープじゃないけど)でライヴするのはわりと賛成派です。


何事にも流行りとかのはあるから、今はバンドサウンドが流行ってる時代なのかもしれないです。
でも、アイドルでバンドサウンドってえとなんかブルータルになりがちじゃないですか。音が。エレキギターがギャンギャンザクザクしててドラムがドカスカいってて。バンドサウンドでしか表現できない世界があるのは重々承知してますけど、やはりアイドルにはアイドルにしか歌えない世界を表現してほしい、アイドルじゃないと歌えない曲を演ってほしいとも思ってたり。
そういうのは今声優さんのほうが得意なんでしょうかね。


なんてことを考えていたら、武藤彩未さんのデビューアルバム予告映像が公開されました。「DNA1980」というプロジェクト名のように、アイドルのミームを進化させてゆくのでしょうか。