SKiCCO REPORT

アイドル・ガールズエンタテインメントについて書いていきます。ご連絡は mail at skicco.net までお願いします。

Dorothy Little Happy(ドロシーリトルハッピー)のアルバム予約イヴェントに行ってきました


https://twitter.com/DLH_Staff/status/427056991928721408
画像は2回目の衣装


Dorothy Little Happy(ドロシーリトルハッピー)が2月26日に発売するニューアルバム「STARTING OVER」のリリースイベント(予約イヴェント)を、1月25日にアキバ☆ソフマップ1号店で実施しました。


イヴェントは15時半と18時半の2回行われました。
1回目はこうみん(早坂香美)が影ナレを行いました。アルバムジャケ衣装で登場し、「Winter Blossom〜冬の桜〜」からスタート。メンバーが縦一列に立ち、イントロとともに動き出すと、大げさでなく一瞬で、私の意識はドロシーの世界へ吸い込まれてしまいました。目頭が熱くなり、メンバーが歌い出すと涙が流れてきました。ドロシーのステージを観るのは去年の12月30日のウインターツアー最終日以来ですが、曲数が少なかろうと多かろうと、会場が大きかろうと小さかろうと、人の心をつかむドロシーの魅力は変わらないのだ、と今これを書きながら思いますが、ライヴ中は心を揺さぶられるままに、目と耳はステージ上のメンバーに集中させられ、ただただ歌声に身を任せる他ありませんでした。ありていに言えば、感動したのです。
続いて、ドロシーの大きなターニングポイントのひとつであろうシングル曲「colorful life」を歌い、自己紹介。かなでし(白戸佳奈)はポニーテールにしたら時代劇の人みたいになったと言って笑いを誘ってました。まりちゃん(高橋麻里)は、前髪の両脇部分(いわゆる触覚?)を少し切ったと言ってました。こんな感じでした
そして、ニューアルバムのタイトルチューン「STARTING OVER」、そしてカッコイイ曲ということでニューアルバムから「COLD BLUE」、「2 the sky」を歌いました。ポップな曲、エモーショナルな曲、激しい曲、バラエティがありながらひとつの芯を感じさせる歌声と踊りに、はじまってから終わるまでずっと感動しっぱなしでした。


2回目はみもりん(富永美杜)の影ナレではじまり、白い衣装で登場。5人のソロパートが堪能できる「恋をしてるの きっと」を歌ってからの自己紹介。るーちゃん(秋元瑠海)が、ほうれん草を食べて元気になったと言うと、まりちゃんが「ポパイだ!」って反応してたのがとてもかわいらしかったです。
自己紹介の後は、ニューアルバム発売前からすっかり大人気な曲「恋は走り出した」、「nerve」、「STARTING OVER」、最後もニューアルバムからのミディアムナンバー「明日は晴れるよ」を歌い、終了しました。「恋は走り出した」はコールアンドレスポンスが楽しい曲ですが、同時に、何と申しますかメンバーが女のコ女のコ的なかわいらしさにあふれてて、特にみもりんとまりちゃんが気になりました。ドロシーのキャッチコピーは“聴けばカラダが踊りだす。見ればみんなが恋をする。”ですが、まさしく恋せずにはいられませんでした。
客電が点かないので当然のようにアンコールがかかり、メンバー再登場。かなでしが、何を歌って欲しいですかと最前のお客さんにリクエストを求め、お客さんが“デモサヨナラ”と答えると笑顔で「『2 The Sky』ですね〜」と返すので場内爆笑。メンバーも、「2 The Sky」やるって言ってたのになんでお客さんに訊いてるんだろうって驚いてました。かなでし曰く、遊び心も必要でしょ、と笑顔で。さすがリーダーと他のメンバーも感心しつつ、アンコールは「2 The Sky」で盛り上がって終わりました。この曲はこうみんのラップが強い印象を残しますが、この時の髪型ともあいまって、やべ〜勢いですげーカッコ良かったです。


以前のドロシーは、まりちゃんを“メインヴォーカル”と紹介していて、実際今でもまりちゃんは“ドロシーの歌姫”です。ですが、最近は他のメンバーのソロパートも格段に増えてきていて、この日のセットリストでもそれを実感しました。と同時に、声を出して歌ってるメンバー以外も、全身で歌ってるというか、曲を表現しているのだなあと今まで以上に強く感じました。
この日は歌いませんでしたが、ドロシーに「見ていてエンジェル」という曲があります。この曲をはじめて聴いた(観た)時、全てのパートをまりちゃんが歌い、他の4人は踊りに徹していたのに軽く驚きました。それでも、この曲が高橋麻里のソロ曲ではなくドロシーリトルハッピーの曲なのは、他の4人も“全身で歌ってる”からなのだと感じました。
そして「colorful life」で、まりちゃんのパートがほとんど無くても、そしてこの日歌われたアルバム曲で他のメンバーがフィーチャーされた曲でも、いつも“5人で歌ってる”事をあらためて強く印象づけられました。
それは、月並みな表現になりますが、ドロシーリトルハッピー5人みんなの表現力が上がり、かつ、ドロシーリトルハッピーとしてまとまっているからだと思います。「恋は走り出した」のかわいらしさ、「STARTING OVER」の美しさ、「COLD BLUE」のシリアスさ、「2 The Sky」の前向きさ、他にも他にもいろいろいろいろ様々な魅力を全ての合わせ持つのがドロシーリトルハッピーそのものなのでしょう。


今の時代は本当にいろんなアイドルがまさしく数えきれないほどいます。私を含め、全てを観て知っている人はこの世にいないでしょう。そしてアイドルの魅力は、ひとつの物差しで決まるものではありません。単純に顔がかわいいとか、歌や踊りが優れているとかだけで、推し量れないのです。
それを重々承知の上で、あえて、あえて、あえて言うならば、歌や踊りの技術が上がることは、表現の幅や奥行き広がると同時に、それ以外の事に神経を使うリソースも生まれます。その事が、客席に想いを伝える力になったり、5人が5人の色を保ったままひとつのステージを創りあげる力になっているのではないでしょうか。その事で、ドロシーリトルハッピーは、この時代において、アイドルとしてひとつの到達点にいるのではないか、と思えるのです。他のアイドルが持たないドロシーリトルハッピーだけの力を、強く感じます。
そして私はドロシーリトルハッピーに出会えたことを、そしてこうして彼女らのステージを観ることができることを、この上ない幸せに思うのです。



1回目の衣装がこれだったのでまりちゃんがポーズを真似しましたがうまくいきませんでした(笑)