SKiCCO REPORT

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制服向上委員会 「2011 制服向上委員会 Public Rehearsal“ハッピー サーズデー記念日”Vol.9」 初台TheDOORS(19:00-)

毎週第一木曜日に行われるSKiの無料公開リハーサル。今日は人が多かった。撮可の日ってのもあるけど、関係者らしき人も何人かいた。


今日の参加メンバーは、小川杏奈、清水花梨、香取優花、宮野愛沙、白石結菜、森朱里、と、新人の桜木まあや。藤宮れいかさんは長期のお休みだそうです(えっ?)。
1曲目の「THEME OF HAPPY THURSDAY」ではなんとネコミミを付けて登場。2月2日だからニャンニャンと確かに先月から言ってたしな。しかし……いわゆるアイドルと呼ばれる人の中で、これほどネコミミが似合わない人たちも逆に珍しいというか、はからずもSKiの独自性を浮き彫りにしたカタチ。ただし、ネコミミを付けた時のカトリーヌ(香取優花)のゆきりん感は異常。あかりーぬ(森朱里)はハーフツイン復活してた。髪を切ったのでかなり無理やりだけど(笑)。
ネコミミはこれ1曲で終了。よかった(笑)。


新曲の「PROTESTER」反原発系反政府系メッセージソング……さすがにこういう曲を何曲も発表されると萎える。俺ですら。メッセージソングならイイキョクにしてくれないと誰も耳をかたむけてくれない気がするんだが。
同じく新曲「きりん」歌う前にリーダー(小川杏奈)が、曲の最後にメンバーそれぞれ思い思いのきりんのポーズのするので注目してください、みたいなこと言った時に、カトリーヌが勘弁してくれ的な表情してたの面白かった。カトリーヌ基本リアクション大きい。
SAVE THE CHILDREN」。前回見たときは振り付けが未完成だったが、今日はフォーメーションもしっかりなって、イイキョク感上がってた。


今日はやたらメッセージソングが多かった。小芝居まであった。ぶっちゃけうんざりした。まあそれもこれも込みでSKiなんだとあらためて思い知らされたわけだけど。
アイドルがメッセージソングを歌うことに批判があるのはわかる。私がSKi行ってるって言うと、だいたいみんな言葉を濁す。元よりSKiは批判上等なスタイルだけど、反原発ソングで注目されて以降は、以前とは違った意味で批判を受けることもある。
アイドルってのは楽しいもんなんだから、意見がわかれるような題材を歌うのはどうなのよ、とか。自分たちで曲書いてるわけじゃないんだから説得力ないじゃんとか。
私も、アイドルってのはイデオロギーを超えたところにいて欲しいとは思ってる。右の人も左の人も、少なくともアイドルの前でだけは笑顔で楽しんで欲しいし、それができるのがアイドルだとも思ってる。これはずっと以前から私の考え。
けれど。
こと、311以降の日本において、いわゆるアーティストとかミュージシャンって呼ばれる人たちがだんまり決め込んでるって現状に、事態の深刻さと不気味さを感じずにはいられない。チェルノブイリのときはRCサクセションブルーハーツが作品を(イレギュラーな形式をとってでも)発表したし、フランス核実験の時はミリオンアーティストのミスチルだって声を上げた。ところが今回は、自分たちの国のことだってのに、斉藤和義が替え歌をYouTubeで流すのが精一杯ってなんなんだよ。
おかしいじゃないか。
そういう、おかしいことをおかしいというのは、政治的メッセージって言うよりは、ただ、正直でありたいだけじゃないのか。
大人が女の子ダマクラカシテ無理やり歌わせてる?だったら大人がちゃんとメッセージを発すればいいじゃないか。SKiに文句があるなら、アーティスト様がちゃんとしたメッセージを届ければいいじゃないか。アイドルが反政府メセージソングを歌うのが異常ってのは、とりもなおさず俺らの社会がそれだけおかしいことの証だろ。だいたい子供ったって中学生高校生になればニュースの意味くらいわかる(自分の中高生の頃を思い出してみればいい)。それに、嫌ならどんどん辞めてくのがSKiなんだから。頭空っぽな女の子ダマクラカシテって断言するのは、どうかと思う。
今日もMCでTPPがなんだかわからない、とは言ったものの、環太平洋経済協定ってスラっと言えるくらいにはあのコたちだって学んでる。きっかけになればいいんだよ。あのコたちにとってはそれはSKiだったという話だ。
自殺防止、児童虐待問題、反原発、反消費税。みんなおかしいって気づいていながら見ないふりをしている。賛否より前に、問題の存在を気づかせるためには、誰かが声をあげなきゃいけない。SKiは存在すること自体が存在理由になってるってのは常々思ってる。そんなメッセージを発するのがアイドルにはふさわしくないというのなら、もっとふさわしい人がやればいいじゃないか。
大人がやるべきは、アイドルのメッセージソングを潰すことではなく、彼女たちがそんな歌を歌わなくていいような社会を目指すことじゃないのか。


とかいろいろ考えさせられて気が重くなってたんだが、後半イイキョク連発されて機嫌良くなった。


「涙のエンブレム」「笑顔がスキッ!」とフォーメーションで魅せた後、メッセージソングの名曲「黒い瞳」そうだよ、SKiにはイイキョクいっぱいあるんだよ。俺だってこっちが好きだし、みんなにも聴いて欲しいんや……。
「My Generation」や「おはよう!」ではコーラスワークで聴かせ、最後はSKiで1,2を争う名曲「地球に愛を」。


そしてやっぱり“おまけ〜”で、「SAVE THE CHILDREN」と「名もなき声に」。
やっぱ「SAVE THE CHILDREN」イイキョク感ある。
「名もなき声に」は比較的最近の曲なんだけど、「地球に愛を」が地球に対して、「黒い瞳」が世界に対して歌ってたのに対し、「名もなき声に」は日本が題材になってるって指摘を読んだことがあって、それは、問題がどんどんどんどん切迫してきているってことなんじゃないかって思った。恥ずかしながら、俺がメンバーくらいの年の頃と比べて、日本が良くなったとは思えないし、それは俺を含む大人がちゃんとできなかったからでもあるのだから。


あーにゃん(宮野愛沙)がずいぶん歌が良くなったと感じた。以前は苦しそうに歌ってるように見えたこともあったが、いい意味で余裕ができてると言うか。