SKiCCO REPORT

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キャラは“作る”ものなのか

アイドルが自己紹介の時に言う、特に上手くもないダジャレだかなんだかわからない「キャッチフレーズ」にうんざりしているみなさんこんばんは。誰の悪影響かだとかは今ここではあえて問わない。


本来、アイドルってのは存在そのものがキャラクターである。だから存在するだけで楽しい。誤解を恐れずに言えば、我々にとってはそれが全てであるとも言える。
それを、「キャラ」がどうの、というのは、なんだろうか。


アイドルさんが時折ブログでぼやく、キャラが固まってない、キャラ作りに迷う、云々。
若いうちは大いに悩むがいい。けれど、我々が待ち望んでいるのは、「あなた」そのものであることも忘れないで欲しい。


もちろん、アイドルという職業上、本人の素のままで良いということはありえない。彼女はアイドルという仮面をかぶっている。だが、その上にさらに仮面をかぶらなくても良いのではないか。息苦しいだろ。お互い。


昨今のアイドルさんが口にしたり、時に悩んだりする「キャラ」というのには、どこか、仮面の上に仮面をかぶるような不自然さを感じる。あなたちゃんと前見えてるの的な。


集団の中で目立たなければいけない。わずかな出番で印象に残らなければいけない。初めて見る人にも覚えてもらわなければいけない。
それはそうだろう。
だが、そのために、自分の中にありもしない「キャラ」を無理やりでっちあげるのが、本当に正しいのだろうか。
その場はいいかもしれない。表面的には。けれど、それを繰り返しているうちに、いったい自分が何もなのかわからなくなるような、ヘンテコな状態になりはしないかと、心配になる。“キャラ作り”に悩んでるなんて話を聞けば、なおさらだ。


そんなに目立ちたかったら自己紹介でパンツ脱げばいい。テレビだろうがライブだろうが一発で覚えてもらえる。スカート履いてりゃ大事なところは隠れてるしな。


けれど、我々が見たいのはそんなんじゃないんだよ。女のコが精神削って奇をてらうところが見たいんじゃないんだ。
我々はアイドルが観たいんだ。歌と、ダンスと、笑顔と、眼差しと、なによりも、ステージの上に自らの足で立つ「あなた」が観たいんだ。他のことはあとからついてくる。


アイドルファンという生き物が身勝手なのは重々承知している。だから身勝手ついでに言わせてもらう。
キャラなんか作らなくていい。それは、あなたがアイドルとして日々積み重ねていくうちにほっといても出来上がるし、その積み重ねにこそ我々は心を魅かれるのだ。
お湯かけて3分でできたようなキャラなんかもういらない。